ジビエとは シカ

シカは日本国内ではニホンジカ、エゾシカなどがおり、山口県ではホンシュウジカが繁殖している。

体長オス90 - 190センチメートル、メス90 - 150センチメートル。肩高オス70 - 130センチメートル、メス60 - 110センチメートル。体重オス50 - 130キログラム、メス25 - 80キログラム。日本では地理変異が大きく、北部個体群は大型に・南部個体群は小型になる傾向がある。臀部は白い斑紋があり、黒く縁どられる。

生息環境は常緑広葉樹林、落葉広葉樹林、寒帯草原など多様であるが、パッチ状に草地が入り込んだ森林地帯に多く生息する。食性は生息環境により異なる。落葉広葉樹林に生息する個体群ではイネ科草本、木の葉、堅果、ササ類などを季節に応じて採食する。常緑広葉樹林に生息する個体群では食性の季節的変化は少なく、1年を通じて木の葉を採食する度合いが高い。山口県においては、積雪が少ないことも関係して、秋から冬にかけてドングリが重要な食物となっていることが特徴的である。

ディアライン(採食ライン)

写真は実際のシカによる食害の模様。
山の中のある一定以下の高さの植物がすべて食べられてしまっている。
こうしたラインをディアライン(採食ライン)という。
下草や若木が食べられてしまうことから森林の更新、保水力などに悪影響が出る。

山口県のレッドデータブックにおいては、ホンシュウジカは地域個体群として絶滅の恐れがあるとされていたが、県西部の個体数は平成9年度の調査によれば2,600頭前後、平成12年度の調査では2,000頭前後と推定されていた。平成26年度の山口県内での個体数は推定でおよそ20,000頭程度となり、この間10倍に増え農林業被害をふやしている。
(この推計は中央値であり最小で8,000頭から最大17万頭と幅がある)

森林や草原などに生息し、主に薄明薄暮性だが狩猟期には夜行性となる。
植物食で、草や木の葉、ササ、果実などを採食し、餌の乏しい冬季には樹皮も食べる。

オスは「フィー」と聞こえる鳴き声を発し求愛を行う。子は生後2年で性成熟する。
繁殖様式は胎生。9月下旬から11月に交尾を行う。繁殖期になると闘いによりオスの順位が決定する。

ジビエ シカの栄養成分

シカ肉は、ヘルシーな食材です。牛肉と比べると高たんぱく質、低脂質(5分の1)で、エネルギーが半分です。
また、鉄分を多く含み、牛肉の1.7倍です。

ジビエ 成分