イノシシ、鹿による鳥獣被害増加中
イノシシ、シカによる鳥獣被害は深刻
シカやイノシシによる農地の食べ荒らしなど農業被害が深刻化。
下の写真は実際のシカによる食害の模様。
山の中のある一定以下の高さの植物がすべて食べられてしまっている。
こうしたラインをディアライン(採食ライン)という。
野生鳥獣による農作物被害額の推移
野生鳥獣による被害は日本全国で約200億円前後で高止まりしている。
農林水産省のHPより
野生動物が田畑を踏み荒らし、稲や果物を食べつくしてしまうといった被害総額は、年間約158億円。グラフでは被害額が減少しているように見えるが、実際には離農や耕作放棄地の拡大などによるものや数字上に見えてこない被害が積みあがっている。
この被害を抑え、増えすぎた生態系を正すために、年間100万頭以上のシカ・イノシシなどが捕獲・処分されているが、その命のほとんどが山に遺棄されるか、焼却処分されてしまっている。
ジビエ(仏:gibier)とは
ジビエとは狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を意味するフランス語。
近年はジビエとして人気のシカ肉やイノシシ肉は、栄養価が高く食肉にとても適しておりフランス料理などでは古くから高級食材として調理されてきた。
人々の生活を守るため殺めなければいけない命、その自然の恵みに想いを馳せながら美味しく食してもらいたい。これが西日本ジビエファームの考える未来です。
野生鳥獣肉(ジビエ肉)の衛生管理に関するガイドラインについてはこちら
【参考リンク】
・鳥獣被害の現状と対策
・いま、獲らなければならない理由(pdf)
しかし、駆除されたシカのうち95%が埋却・焼却されています。
ジビエ肉として価値を見出すことで
無駄になってしまう命を安全に提供したい
ジビエの栄養成分
ジビエ イノシシの栄養成分
イノシシ肉は、豚肉と比べると鉄分がおよそ4倍、ビタミンB12が3倍です。
ジビエ シカの栄養成分
シカ肉は、ヘルシーな食材です。牛肉と比べると高たんぱく質、低脂質(5分の1)で、エネルギーが半分です。
また、鉄分を多く含み、牛肉の1.7倍です。